スカイマーク(SKY/BC)は9月15日、日本航空(JAL/JL、9201)や全日本空輸(ANA/NH)など航空各社が加盟する業界団体「定期航空協会」に再加盟した。
1996年11月12日設立のスカイマークは、1路線目となる羽田-福岡線の就航から1年後の1999年9月10日に定航協へ加盟。その後、大手とは距離を置く西久保愼一氏が2004年1月に社長に就任すると、2005年6月15日に退会した。
11年3カ月ぶりとなる再加盟について、スカイマークは「経営者も替わり、他社との情報交換をしっかりやっていきたい」と説明。定航協も「心から歓迎する」と迎え入れた。今後は各社と共に利用者への安全運航などに関する広報活動や、政府や政党への要望提出などに携わっていく。
スカイマークは2015年9月に現体制へ移行し、投資ファンド「インテグラル」の佐山展生代表が会長に、日本政策投資銀行(DBJ)の市江正彦元常務が社長に就任した。
定航協は1991年12月6日設立。現在の会長はJALの植木義晴社長で、ANAの篠辺修社長が理事を務めている。会員資格は、客席数が100席または最大離陸重量が50トンを超える航空機を使用して航空輸送事業を経営する会社などとなっており、スカイマークの再加盟で会員は13社となった。
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スカイマーク
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