福岡空港のターミナルビルを運営する福岡空港ビルディングは、供用中の国内線第1ターミナルビルを10月4日で閉館する。閉館後は第2・第3ターミナルビルに集約させる。
第1ターミナルは1969年4月に供用を開始。現在は離島便などの小型・中型機専用のターミナルとして、天草エアライン(AHX/MZ)やジェイエア(JAR/XM)、オリエンタルエアブリッジ(ORC、NGK)などのほか、LCC各社が使用している。国内線専用として供用する3つのターミナル中、最も狭く、最も古い。
閉館後の10月5日からは、幹線の出発・到着用として使用する第2ターミナルと、幹線の到着用ビルとして使用する第3ターミナルを集約し、「国内線旅客ターミナル」に名称を変更。全方面の出発カウンターを現在の第2ターミナル1階に集約し、第3ターミナルにも保安検査場を新設する。
現在、2800メートル滑走路1本のみで運用する福岡空港は、2500メートルの第2滑走路の増設など、拡張を計画している。2014年7月には敷地拡張の一環として、駐車場をリニューアルした。
国土交通省は2019年4月をめどに、福岡空港の民営化を計画している。
関連リンク
福岡空港
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・福岡空港の第2滑走路、早期着工へ 国交省小委員会(14年12月12日)
・福岡空港、駐車場リニューアル838台収容 敷地拡張の一環で(14年6月23日)