デルタ航空は、キューバへの定期便を55年ぶりに現地時間12月1日から再開する。ニューヨーク(ジョン・F・ケネディ)とアトランタ、マイアミの各都市から1日1往復ずつ、首都・ハバナに乗り入れる。
3都市から1日1往復ずつ
ニューヨークとアトランタからはエアバスA319型機を、マイアミからはA320で乗り入れる。ニューヨーク発DL651便は午前9時10分に出発し、ハバナには午後0時5分に到着する。ニューヨーク行きDL620便はハバナを午後1時45分に出発し、午後4時50分に到着する。
アトランタ発DL639便は午前11時45分に出発し、ハバナには午後1時50分に到着する。アトランタ行きDL648便はハバナを午後2時40分に出発し、午後4時48分に到着する。
マイアミ発DL625便は午前11時10分に出発し、ハバナには午後0時25分に到着する。マイアミ行きDL650便はハバナを午後1時20分に出発し、午後2時24分に到着する。
1961年12月以来の定期便
デルタ航空のキューバ路線は、1953年5月1日にシカゴ&サザン航空と合併して引き継いだニューオリンズ-ハバナ線以来となる。同路線は1961年12月1日に運休した。
その後、2002年から2004年まで、ニューヨーク-ハバナ線でチャーター便を運航。2011年10月から2012年12月まで、マイアミから1日1往復、アトランタとニューヨークからは週1往復ずつのチャーター便を設定していた。
ハバナに1日20往復で合意
米国運輸省(DOT)とキューバの航空当局(IACC)は現地時間2月16日、米国からキューバへの定期便開設で合意。合意により、米国とハバナ間で1日合計20往復、ハバナ以外の9都市へは1日合計10往復運航できるようになった。
デルタ航空をはじめとした米航空各社は3月2日までに、キューバ路線開設をDOTに申請。DOTは6月、6社に対しカマグエイやオルギンなど9都市への乗り入れを許可し、7月には8社に対しハバナ路線の開設を許可した。
このうち、ジェットブルー(JBU/B6)は8月31日、フォートローダーデール-サンタクララ線を開設。およそ半世紀ぶりの両国の定期便となった。
ハバナへはユナイテッド航空(UAL/UA)が11月29日からニューアーク便を、12月3日からヒューストン便を開設する。
運航スケジュール
ニューヨーク-ハバナ
DL651 ニューヨーク(09:10)→ハバナ(12:55)
DL620 ハバナ(13:45)→ニューヨーク(16:50)
アトランタ-ハバナ
DL639 アトランタ(11:45)→ハバナ(13:50)
DL648 ハバナ(14:40)→アトランタ(16:48)
マイアミ-ハバナ
DL625 マイアミ(11:10)→ハバナ(12:25)
DL650 ハバナ(13:20)→マイアミ(14:24)
関連リンク
Cuba(Delta Air Lines)
・ユナイテッド航空、ハバナ11月就航へ ニューアークとヒューストン(16年9月8日)
・米航空8社、ハバナ15路線開設へ 冬ダイヤから(16年7月8日)
・米航空6社、16年冬キューバ就航 ハバナ以外9都市(16年6月14日)
・米航空各社、キューバ就航申請 年内開設へ(16年3月9日)