エアライン — 2016年9月12日 18:31 JST

ラタム航空、ビジネスで発地産食材の機内食 タラバガニなど

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 南米のラタム航空は9月から、ビジネスクラスなどで提供する機内食を刷新した。魚介類や肉類、野菜など出発地の食材を使用する。また、アルゼンチンやチリ産ワインも提供する。

チリやアルゼンチン発などで提供するタラバガニ(ラタム航空提供)

 チリとアルゼンチン、リオデジャネイロ発では、サーモンやスズキ、パタゴニア産のタラバガニなどの魚介類と、牛肩肉やリブロースを使用した食事を提供する。ブラジル発ではコビア(スギ)やピラルク、牛ランプステーキなどを用意する。

 米国発ではスモークサーモンやカキ、オーガニックのチキンとラムを、欧州発ではタラやアンコウのほか、イベリコ豚のハムやパルマ産プロシュートなどを、オセアニア発ではタスマニア産サーモンなどを使用した機内食を用意する。

 ワインはチリとアルゼンチン産を中心に提供。ポルトガル産とフランス産も用意する。

 提供路線は、ビジネスクラスがボーイング787型機や767、777、エアバスA350型機で運航する国際線。また、一部メニューはプレミアムエコノミーでも提供し、A320ファミリーで運航する南米地域内の国際線で用意する

 ラタム航空はチリのラン航空(LAN/LA)とブラジルのTAM航空(TAM/JJ)による新ブランドで、5月から展開している。両社は2012年7月に提携し、2015年8月には統合の一環として新ブランド名「ラタム」を発表した。

トマトとモッツァレラチーズのグリル(ラタム航空提供)

米国発便で提供するアワビの前菜(ラタム航空提供)

米国発便で提供するポーク煮込みのメイン料理(ラタム航空提供)

関連リンク
LATAM Airlines

ラタム航空、A320neo受領 米大陸初(16年9月1日)
カタール航空、ラタム航空株取得へ 年内に10%(16年7月28日)
ラン航空とTAM航空、「ラタム航空」に 日本就航「遠い将来」(16年5月11日)