南米のラタム航空は9月から、ビジネスクラスなどで提供する機内食を刷新した。魚介類や肉類、野菜など出発地の食材を使用する。また、アルゼンチンやチリ産ワインも提供する。
チリとアルゼンチン、リオデジャネイロ発では、サーモンやスズキ、パタゴニア産のタラバガニなどの魚介類と、牛肩肉やリブロースを使用した食事を提供する。ブラジル発ではコビア(スギ)やピラルク、牛ランプステーキなどを用意する。
米国発ではスモークサーモンやカキ、オーガニックのチキンとラムを、欧州発ではタラやアンコウのほか、イベリコ豚のハムやパルマ産プロシュートなどを、オセアニア発ではタスマニア産サーモンなどを使用した機内食を用意する。
ワインはチリとアルゼンチン産を中心に提供。ポルトガル産とフランス産も用意する。
提供路線は、ビジネスクラスがボーイング787型機や767、777、エアバスA350型機で運航する国際線。また、一部メニューはプレミアムエコノミーでも提供し、A320ファミリーで運航する南米地域内の国際線で用意する
ラタム航空はチリのラン航空(LAN/LA)とブラジルのTAM航空(TAM/JJ)による新ブランドで、5月から展開している。両社は2012年7月に提携し、2015年8月には統合の一環として新ブランド名「ラタム」を発表した。
関連リンク
LATAM Airlines
・ラタム航空、A320neo受領 米大陸初(16年9月1日)
・カタール航空、ラタム航空株取得へ 年内に10%(16年7月28日)
・ラン航空とTAM航空、「ラタム航空」に 日本就航「遠い将来」(16年5月11日)