エアバスは、台湾のチャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)初号機となるA350-900型機がロールアウトしたと現地時間8月26日に発表した。地上試験と飛行試験を実施後、2016年7-9月期(第3四半期)での引き渡しを予定している。
チャイナエアラインはA350-900を14機、自社購入で導入。欧州をはじめとする長距離路線への投入を予定している。
同社は7月現在、長距離用機材を計52機保有している。内訳はA340-300が5機、A330-300が24機、ボーイング777-300ER型機が10機、747-400が13機。
A350は、アジアではチャイナエアラインのほか、ベトナム航空(HVN/VN)やシンガポール航空(SIA/SQ)、キャセイパシフィック航空(CPA/CX)など計13社が自社購入で導入する。
日本では日本航空(JAL/JL、9201)が777の後継機として、A350-900と長胴型のA350-1000を合わせて最大56機導入する。
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