全日本空輸(ANA/NH)は8月10日、国際線利用客が航空券購入時に支払う燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)について、適用しないと発表した。10月1日から11月30日発券分が対象。燃油サーチャージを適用しないのは、8カ月連続となる。
燃油サーチャージを見直す基準となるシンガポールケロシンの市況価格2カ月平均は、直近の6月から7月までで1バレルあたり56.57米ドル。同期間の為替平均は104.74円で、円換算したシンガポールケロシンの市況価格は5925円だった。
燃油サーチャージを設定していた2月1日から3月31日発券分では、日本から欧州や北米(ハワイ除く)、中東、オセアニアへ向かう場合、ひとり1区間片道7000円。ハワイとインド、インドネシアへは4000円、タイとシンガポール、マレーシア、ミャンマーは3000円、ベトナム・フィリピン・グアム・サイパンは2000円、中国と台湾、香港、マカオは1500円、韓国は300円を設定していた。
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全日本空輸
・JAL、16年10-11月もサーチャージなし 8カ月連続(16年8月9日)
・ANA、16年8-9月もサーチャージなし 6カ月連続(16年6月10日)