2年に一度、ロンドン近郊で開かれるファンボロー航空ショー。今年は7月11日から17日まで開かれた。このうち、初日から5日間が商談などが行われるトレードデーとなり、機体メーカーが多くの受注を発表した。
こうした機体の受注発表のほかに、ショーの目玉となるのが展示飛行だ。このうち、会期中の15日に創立100周年を迎えたボーイングは、ANAホールディングス(9202)が発注した787-9(米国登録番号N1015B、日本登録予定番号JA880A)や、737 MAX 8の飛行試験4号機(N8704Q)などを披露した。
使用した機体は、ANAの長距離国際線仕様機で、座席数は215席(ビジネス48席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー146席)。エンジンは英ロールス・ロイス製トレント1000を採用している。胴体中央の左側に富士山、右側にサクラ、機体下部前方にANAの、後方にボーイングのデカールを貼り付けた。
同機による展示飛行は、初日の11日から3日間を予定していたが、11日は悪天候後に会場で停電が発生したことで中止。12日と13日は実施され、ボーイングのパイロットが急上昇や急旋回など飛行性能の良さを会場上空で披露した。
ボーイングは前回2014年のファンボロー航空ショーではコーポレートカラーの機体を、昨年2015年のパリ航空ショーでは、ベトナム航空(HVN/VN)の機体を使い、787-9の展示飛行を実施している。
*写真は80枚。
7月12日
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