ボーイングは、中国の昆明航空(KNA/KY)と737 MAX 7を10機購入するMoU(覚書)を締結したと、ファンボロー航空ショー開催期間中の現地時間7月13日に発表した。
ボーイングは737 MAX 7について、座席数を計画より12席増やし、航続距離を伸ばす方針を明らかにしている。昆明航空は設計変更した737 MAX 7のローンチカスタマーの1社となる。
737 MAX 7は現行機737-700の後継で、ボーイングでは標準座席数を2機種とも1クラス144席、2クラス126席としている。設計変更により1列6席を2列増やすことで12席上積みし、2クラス138席にする。
昆明航空は2005年設立。2009年に運航を開始した。中国南部・雲南省昆明を拠点に、国内40都市以上に就航している。運航機材はすべてボーイング機で、737-800を11機と737-700を8機保有している。関連の航空会社には深セン航空(CSZ/ZH)がある。
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昆明航空
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