エアバスは、インドのLCCゴーエア(GOW/G8)とA320neoを72機発注するMoU(覚書)を締結した。現地時間7月13日、ロンドン近郊で開催中のファンボロー航空ショーで発表した。
ゴーエアは2011年、A320neoを72機発注済み。今回締結分を確定発注に切り替えると、合計で144機を発注することになる。
同社は今年6月、A320neoの同社向け初号機を受領。購入後にリース会社に一旦売却してリース契約を結ぶ「セール・アンド・リースバック」で導入した。契約先はSMBCアビエーションキャピタル。エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー(PW)製GTFエンジン「PW1100G-JM」を採用した。6月は計2機を受領している。
ゴーエアのA320neoは1クラス186席で、機体後部のラバトリー(化粧室)やギャレー(厨房設備)を効率良い新レイアウトで配置する「スペース・フレックス」を、A320neoに初めて設定した。
スペース・フレックスはA320従来型(A320ceo)に導入しているもので、同じ機体で1列6席を増やすか、シートピッチを7インチ(17.78センチ)広げることができる。
ゴーエアは2005年11月に運航を開始したインド国内線のLCCで、デリーやムンバイなどを拠点に、国内22都市に運航している。現在はA320neoを2機のほか、A320ceoを19機所有している。
・印ゴーエア、A320neo初号機受領 導入3社目、186席仕様(16年6月6日)