ベル、小型ヘリ505を日本初披露

　ベルヘリコプター・テキストロンはこのほど、小型単発ヘリ「ベル505ジェットレンジャーX」のモックアップを、東京・赤坂のカナダ大使館で日本初披露した。

小型単発ヘリのベル505（同社資料から）

カナダ大使館で日本初披露されたベル505のモックアップ（同社提供）

　ベル505は5人乗りで、巡航速度125ノット（232キロメートル）、航続距離360海里（667キロメートル）、有効搭載量1500ポンド（608キログラム）。ベルによると、安全性や性能、値ごろ感を重視したという。要人輸送や警察など官公庁、飛行訓練、カーゴフックによる貨物のつり下げ輸送などの需要を見込む。

　実証済みの先端技術を搭載したシステムと、流線型のデザインを取り入れた。アビオニクスはガーミンG1000Hを採用。パイロットが、ひと目で重要な飛行情報を把握できる。

　エンジンは仏サフランのチュルボメカ・アリウス2Rが1基で、二重チャネル全デジタル式電子制御器（FADEC）により、パイロットの負担を軽減する。

　ベルは6月から4カ月間、全国でモックアップを使ったデモツアーを実施。米国大使館や、10月12日から15日まで東京ビッグサイトで開かれる「2016年国際航空宇宙展」での展示も予定している。

ベル505の操縦席に搭載されたガーミンG1000H（同社資料から）

ベル505のチュルボメカ・アリウス2R（同社資料から）

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