日本航空(JAL/JL、9201)は6月9日、経済産業省と東京証券取引所が選定する2016年度の「攻めのIT経営銘柄」に選出されたと発表した。空運業ではJALが初選出となる。
攻めのIT経営銘柄は、経営革新や収益水準・生産性の向上につながるITの活用に取り組む企業を、経産省と東証が選定。両者は投資家に対し、選定企業を「中長期の企業価値向上を重視する企業」として紹介する。選定は2015年度に続き、今回で2回目となる。
JALは機内インターネット接続サービスの導入や、国際線と国内線で分かれていた座席予約管理業務を統合するなど、システムを刷新した点が評価された。
2016年度の攻めのIT経営銘柄は、JALを含めて26社が選出された。運輸業では陸運の東日本旅客鉄道(JR東日本、9020)、海運の日本郵船(9101)が選出。JR東日本は2年連続での選出となった。
JALの機内インターネット接続サービス
・JAL、国内線でネット接続サービス(14年7月18日
・日航、7月から国際線で機内ネット接続サービス「JAL SKY WiFi」開始(12年6月25日)
経産省と東証、「なでしこ銘柄」も選定
・経産省と東証、なでしこ銘柄選出 空運はJALとANA(16年3月16日)