日本航空(JAL/JL、9201)は、ビジネスクラスで提供している和食店「くろぎ」の提供路線を6月1日から拡大した。これまでの4路線から計20路線に拡大し、初夏をイメージした御膳を提供する。
提供する和食は、東京・湯島の和食料理店「くろぎ」オーナーシェフ、黒木純氏がプロデュース。田舎風だし巻き玉子や真鯛の昆布じめなど、弁当仕立ての前菜「薫風(くんぷう)」を用意する。主菜は和風牛タンシチューと銀ダラの味噌漬けを1皿に盛り付けた。
くろぎの和食は3月から日本発路線で提供を開始し、羽田発ロンドン行きや成田発ニューヨーク行きなどで用意している。6月からは成田発で12路線、羽田発で2路線を追加。合計20路線で提供する。
成田発はシカゴやボストンなどの北米路線と、フランクフルトやパリなどの欧州路線、ハノイやクアラルンプールなどの東南アジア路線のほか、シドニー行きでも提供する。羽田発はパリとバンコクを追加した。
黒木氏は1978年生まれ。2010年、「くろぎ」のオーナーシェフとなる。2011年と2012年に「ミシュランガイド東京」の1つ星を獲得。2012年にはフジテレビ系バラエティ番組「アイアンシェフ」に“和の鉄人”として出演した。
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