日本航空(JAL/JL、9201)は5月21日、東京・江東区の豊洲西小学校でモーションキャプチャー技術を活用した小学生の運動能力測定会を開いた。
ノートパソコンと人の動きを把握するセンサーで構成された測定機器を使い、豊洲西小の児童の運動能力を測定。今回は腰や足首にセンサーの赤外線を反射するベルトを巻き、10mスプリントや視覚反射力、バランス、持久力、敏しょう性、ジャンプ力、バットを振るスイングスピードを測定した。
測定を担当した一般社団法人スポーツ能力発見協会(DOSA)のスタッフが、野球やサッカーに必要な能力の状態や、向いているスポーツをアドバイス。JALによると、モーションキャプチャーによる運動能力測定の結果から、児童に向いたスポーツ種目を導き出す試みは、世界初だという。
また、同じシステムを用いて、義足を付けた人や車いすを使用している人の運動能力測定も行われた。
測定会には、スポーツ経験者や障がい者対応に取り組んできた社員で構成する「JALスポーツアンバサダー」の客室乗務員や地上旅客係員らも参加し、児童の測定を手伝った。
JALは今年から、DOSAによる子供の運動能力測定会に協賛。少人数でも小規模で正確な測定が出来るシステムを利用しており、6月には札幌でも今回と同様の測定会を開く。JALの東京2020オリンピック・パラリンピック推進部の小西一史部長は、「2020年の大会に出場する選手の支援だけではなく、その後を担う子供たちにスポーツを身近に感じてもらいたい」と趣旨を語った。
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日本航空
一般社団法人スポーツ能力発見協会
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