エアライン, ボーイング, 機体 — 2016年5月2日 14:35 JST

400機目の787、スクートに納入

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 ボーイングは現地時間4月27日、400機目の787型機をシンガポール航空(SIA/SQ)系のLCCであるスクート(SCO/TZ)に引き渡した。

400機目の787となったスクートの787-8(ボーイングのサイトから)

 引き渡された機体は、米サウスカロライナ州ノースチャールストン工場製の787-8(登録番号9V-OFE)。双通路の旅客機では、727以来の速さで達成したという。

 787の量産初号機は全日本空輸(ANA/NH)の787-8(JA801A)で、2011年9月25日に引き渡され、400機目には4年7カ月で到達。727は、初号機の引き渡しから3年6カ月後の1967年4月に400機目を引き渡した。

 スクートは787を20機発注。内訳は標準型の787-8と長胴型の787-9が10機ずつで、今回の引き渡しで受領済みの機体は787-8が5機、787-9を6機の計11機となった。

 787は今年3月末時点で、787-8を435機、787-9を551機、超長胴型の787-10を153機の計1139機を世界60以上の顧客から受注。3月末までに787-8を295機、787-9を98機引き渡しており、受注残746機の半数以上は787-9となっている。

400機目の787となったスクートの787-8(ボーイングのサイトから)

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スクート
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