日本航空(JAL/JL、9201)が4月28日に発表した2016年3月期通期の連結決算は、純利益が前期(15年3月期)比17.1%増の1744億6800万円だった。2017年3月期の通期見通しは、純利益1920億円(16年3月期比10%増)を見込む。
2016年3月期通期の売上高は0.6%減の1兆3366億6100万円、営業利益は16.4%増の2091億9200万円、経常利益は19.4%増の2092億1900万円で減収増益となった。
営業費用は3.2%減の1兆1274億円で、燃油費が19.3%減の2281億円に抑えられたことなどが奏功。営業利益率は15.7%(2.3ポイント上昇)となった。年間配当は前期比16円増配と1株120円。
—記事の概要—
・九州への送客目指す
・17年3月期は純利益10%増
・植木社長「最後の是正に」
九州への送客目指す

16年3月期決算を発表するJALの植木社長=4月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
国際線の旅客収入は1.3%減の4487億円。北米や中国、東南アジアからの旺盛なインバウンド(訪日)需要により、旅客数は