キャセイパシフィック航空(CPA/CX)と子会社の香港ドラゴン航空(HDA/KA)は、香港国際空港に自動手荷物預け機を現地時間4月1日から導入している。バゲージタグの発行から手荷物への取り付け、預け入れまでを乗客自身が実行することで、所要時間の短縮を狙う。
「セルフサービス手荷物預け機(Self Service Bag Drop)」で、キャセイパシフィック航空は5台、香港ドラゴン航空は4台を導入する。搭乗手続きを済ませた搭乗客が利用できる。
対象となるのは、キャセイパシフィック航空がバンコクとクアラルンプール、シンガポール行きのプレミアムエコノミーとエコノミー利用客、香港ドラゴン航空が福岡と那覇、チェンマイ、コタキナバル、ペナン、プーケット行きのエコノミー利用客。
キャセイパシフィック航空では今後、導入空港を拡大。香港のほかアムステルダムとシンガポールにも導入を予定している。
日本では全日本空輸(ANA/NH)が羽田空港で、自動手荷物預け機を導入。タグの発行と手荷物預かりの両方を自動化している。日本航空(JAL/JL、9201)は羽田のほか福岡と那覇、伊丹、新千歳の各空港で手荷物タグを乗客自身が機械で発行するシステムを導入。JALの場合、有人の専用カウンターで預け入れる必要がある。それぞれ国内線のみ。
関連リンク
キャセイパシフィック航空
香港ドラゴン航空
Hong Kong International Airport
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各社が導入する「手荷物セルフ化」
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