成田国際空港会社(NAA)と本田技研工業(7267)は3月22日、人型ロボット「ASIMO(アシモ)」らによる訪日客の出迎えを実施すると発表した。第2ターミナルの入国審査場前で歓迎することで、利用者に日本の技術力をアピールする。
ASIMOのほか、前後左右と斜めの移動が可能な「全方位駆動車輪機構」を採用したパーソナルモビリティ「UNI-CUBβ(ユニカブベータ)」に乗ったガイドが出迎える。ガイドはUNI-CUBβでASIMOが待機するエリアに、訪日客を案内。ASIMOはダンスやサッカーボールのキックなどを披露する。
3月28日から4月3日の正午から午後4時まで、到着便に合わせて不定期で実施する。海外からの到着客以外の見学は不可。
ASIMOは本田技研工業が開発した二足歩行の人型ロボットで、初期型を2000年11月に発表。2011年11月に発表した最新型では、走ることやボールを蹴ること、階段の昇降などの運動機能に加え、顔や声で相手の認識や障害物の回避など、周りの状況に応じた行動もできる。
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