全日本空輸(ANA/NH)は3月22日午前8時20分ごろ国内線予約システム「エイブル」に不具合が発生した影響で、午後0時30分現在、ANAの国内線だけで87便が欠航し、約1万300人に影響が出ていると発表した。空港の搭乗システムは復旧したが、予約販売系システムは障害が続いており、今後も全国的に欠航や遅延が発生する見通し。同じシステムを利用する他の航空会社でも、欠航が発生している。
*最新情報はこちら。(22日 23:59)
ANAによると、羽田を午前9時55分に出発予定だった秋田行きNH403便や、午前10時羽田発の伊丹行きNH19便、午後5時20分広島発の羽田行きNH678便など、羽田発着便を中心に国内線87便が欠航。空港の搭乗システムは午前11時30分ごろ復旧したが、国内線の予約や決済、座席指定、チェックインなどが利用出来ない状況が続いている。
予約販売系システムが復旧する目途は立っていない。ANAによると、羽田を含む国内49空港に影響が出ているという。また、空港のカウンターや保安検査場が混雑しており、通過に時間が掛かっている。
同じシステムを使用するスターフライヤー(SFJ/7G、9206)とエア・ドゥ(ADO/HD)、ソラシドエア(旧スカイネットアジア航空、SNJ/6J)、アイベックスエアラインズ(IBX/FW)も影響を受け、ANAと同様に航空券の予約や購入、搭乗手続きなどが出来ないトラブルが発生。欠航や遅延が生じている。
スターフライヤーでは、羽田を午後1時5分に出発する山口宇部行き7G13便など8便が欠航。エア・ドゥやソラシド、アイベックスも遅延が発生している。
関連リンク
全日本空輸
スターフライヤー
エア・ドゥ
ソラシド エア
IBEXエアラインズ
・ANAのシステム障害が復旧 顧客DBの同期トラブル 7万人影響、146便欠航(16年3月22日 23:59)
・ANAのシステム障害、スタフラとエアドゥ、ソラシドも影響 同一システム使用(16年3月22日 11:18)
・ANA、国内線予約システムに不具合 全国で欠航(16年3月22日 10:26)