全日本空輸(ANA/NH)は3月4日、映画『スター・ウォーズ』に登場するキャラクター「BB-8」をデザインした特別塗装機「BB-8 ANA JET」(ボーイング777-300ER型機、登録番号JA789A)の運航を3月28日に開始すると発表した。米国路線を中心に投入する。運航開始前日の27日には、伊丹空港の格納庫でロールアウト(完成披露)イベントを実施する。
*ロールアウトした実機の写真はこちら。
BB-8ジェットへの塗装作業は、ANAを傘下に持つANAホールディングス(9202)などが出資する、MRO(整備・修理・分解点検)を手掛ける新会社「MRO Japan(MROジャパン)」が伊丹空港に構える格納庫で実施。ロールアウトイベントはキャンペーンで当選したANAのマイレージサービス「ANAマイレージクラブ(AMC)」の会員50人を招待し、機体の前で人文字を作成。機体の見学会を実施し、昼食として機内食を提供する。
運航開始は翌28日で、伊丹を午前11時に出発する羽田行きNH22便に投入。その後、29日午前0時5分発のロサンゼルス行きNH106便で運航し、羽田と成田を出発する米国路線に導入する。
機内では紙コップや紙ナプキン、ヘッドレストカバーをBB-8ジェット専用にデザイン。客室乗務員(CA)が着用するエプロンもBB-8仕様にデザインした。
ANAはウォルト・ディズニー・ジャパンと締結したスター・ウォーズブランドを活用する契約に基づき、2020年3月までの5年間「STAR WARSプロジェクト」を展開している。
スター・ウォーズの特別塗装機は、BB-8ジェットを含む3機。スター・ウォーズに登場するロボット「R2-D2」を描いた「R2-D2 ANA JET」(787-9、登録番号JA873A)と、BB-8とを描いた国内線仕様機「スター・ウォーズANAジェット(STAR WARS ANA JET)」(767-300ER、登録番号JA604A)で、R2-D2ジェットは2015年10月18日の羽田発バンクーバー行きNH116便から国際線定期便に導入。スター・ウォーズジェットは同年11月22日の伊丹発羽田行きNH14便で運航を開始した。
また2月1日からは、R2-D2ジェットに乗務するCAのエプロンを、R2-D2をデザインしたものに変更した。
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STAR WARSプロジェクト(全日本空輸)
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