日本航空(JAL/JL、9201)は3月1日から、国際線機内食を一新する。春メニューでは、ビジネスクラスの和食をリニューアル。プレミアムエコノミーとエコノミークラスで提供する「エアシリーズ」では、Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー、東京・目黒区)のメニューを提供する。
ビジネスの和食は「くろぎ」シェフプロデュース
ビジネスクラスで提供する和食は、東京・湯島の和食料理店「くろぎ」の黒木純オーナーシェフがプロデュースする。胡麻豆腐の突き出し、マグロとアオリイカの刺身や長芋の田楽などの前菜を提供。主菜は国産牛フィレ肉の和風ローストビーフと鮭味噌漬け焼きの2種類で、肉と魚をひと皿に盛りつけた。ご飯は新潟奥阿賀産「の雪蔵今摺りこしひかり」、枕崎産の鰹節と信州の米味噌、京都の九条ネギを使用した味噌汁を用意する。5月31日まで。
このほか、和食器も刷新。海外の利用客にも日本文化を訴求する。
黒木シェフの料理は3月1日から、成田と羽田発のニューヨーク、ロンドン、シンガポール、ジャカルタ行き路線で提供を開始。夏以降は順次拡大し、6月1日からの成田発シカゴ、ダラス行きなど計12路線、羽田発はパリとホーチミンシティ、バンコク行き、関西発ロサンゼルス行き、9月1日からは成田発バンクーバー、モスクワ、デリー行き、中部(セントレア)発バンコク行きでも提供する。深夜出発便では提供しない。
「エアシリーズ」はSoup Stock Tokyo
国際線プレミアムエコノミーとエコノミークラスでは、従来の機内食では提供されなかったメニューを採り上げる「エアシリーズ」の第19弾として、Soup Stock Tokyoのスープを提供する。鶏肉とトマトのシチュー、バジルソースのショートパスタに石窯パンに添えたメニューで、機内食オリジナルメニューとして用意する。5月31日まで。
成田発のシカゴやダラス、ボストンなど計11路線と、羽田発ロンドンとパリ行き、関空発ロサンゼルス行きで提供する。いずれも到着前の2食目として用意する。
Soup Stock Tokyoのメニューを提供するのは、帆立と野菜のチャウダーを用意した2014年12月から2015年2月以来2回目となる。
羽田ファーストラウンジでは鉄板焼肉
国際線ファーストラウンジでの食事にも新メニューを追加。羽田では夕食メニューとして、牛の肩肉「上(うわ)ミスジ」の鉄板焼肉を提供する。柔らかい食感の赤身で、オリジナルの焼肉ソースかポン酢ソースの2種類から選べる。提供時間は午後5時30分から午後10時30分まで。
成田では握り寿司の提供を継続する。提供時間は午前7時30分から午後0時30分までと、午後3時から午後8時まで。
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