シンガポール航空(SIA/SQ)系のLCC、スクート(SCO/TZ)のキャンベル・ウィルソンCEO(最高経営責任者)は現地時間2月16日、札幌など日本の新たな都市への就航に意欲を示した。21日まで開催中のシンガポール航空ショーで、Aviation Wireの取材に応じた。
ウィルソンCEOは「札幌はシンガポールでも人気のある都市」とし、就航に前向きな姿勢を見せた。シンガポールからの直行便については、「親会社のシンガポール航空との関係もある」とし、既存の日本路線と同じく経由便で運航する意向を示した。
就航先や経由地、運航開始日などは3月中旬以降に明らかにする見通し。
また羽田への乗り入れについては、1日3往復を運航するシンガポール航空との兼ね合いから「考えていない」とした。
シンガポール発着路線では、5月1日からジェッダ(サウジアラビア)便を運航開始。2016年上期には南京など中国本土3都市へ、年内にはインドへの乗り入れも決定している。
スクートは2012年6月に運航開始。成田へは同年10月に就航した。現在はシンガポール-成田線を台北経由で1日1往復のデイリーで、2015年7月からはシンガポール-関西線をバンコク(ドンムアン)経由と高雄経由で、それぞれ週3往復ずつ運航している。
関連リンク
スクート
Singapore Airshow
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