ボーイングは現地時間2月16日、中国の奥凱航空(OKA/BK)から737 MAXをはじめとする737型機12機の発注コミットメントを獲得したと発表した。契約が確定すると、中国初の737 MAX 9の発注となる。
内訳は737 MAX 8が8機、737 MAX 9が3機、737-900ERが1機で、カタログ価格で総額13億米ドル(約1483億円)。中国政府の承認後、確定発注となる見込み。
奥凱航空は北京に本社を置き、天津空港を拠点に737-800を14機、737-900ERを3機、737-300F貨物機を1機運航。日本路線も開設しており、2015年11月から羽田、12月から関西へ乗り入れている。
737 MAXは最初の機体となる標準型の737 MAX 8(1クラス最大189席)が、1月29日に初飛行に成功。同機をLCC向けに座席数を増やした737 MAX 200(200席)のほか、1クラス最大149席の737 MAX 7、同220席の737 MAX 9の計4機種で構成する。
ローンチカスタマーである、サウスウエスト航空(SWA/WN)への737 MAX 8の量産初号機引き渡しは、2017年7-9月期(第3四半期)を計画している。737 MAX 9は2018年、737 MAX 7は2019年に、初号機を引き渡す見通し。
関連リンク
奥凱航空
奥凱航空の日本路線
・奥凱航空、関西-天津開設へ 29日から週2往復(15年12月10日)
・奥凱航空、天津-羽田開設 11月11日から週3往復(15年11月4日)
737 MAX 8初飛行(現地取材)
・初代737から半世紀経た新型機 写真特集・737 MAX、シアトルで初飛行(16年2月2日)
・ボーイング、737 MAXの初飛行成功(着陸編・16年1月30日)
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