エアバスは現地時間9月4日、開発中の次世代中型機A350 XWBの最初の主翼が仏トゥールーズの最終組立ラインに到着したと発表した。新型機が型式証明を取得するために地上で行う静的構造試験に使用される。
A350 XWBの主翼カバーは、炭素繊維複合材料から製造された単体の民間機用部品としては最大のもので、長さ32メートル、幅6メートル。エアバスでは主翼の高度な構造設計と優れた空力特性が、A350 XWBの燃費25%向上に貢献するとしている。A350 XWBを含むすべてのエアバス機の主翼は英ブロートンの工場で製造されている。
A350 XWBの標準座席数は、A350-800が270席、A350-900が314席、A350-1000が350席で計画が進められている。