エアライン — 2016年2月13日 08:35 JST

アメリカン航空、羽田-ロサンゼルス就航 787で深夜便

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 アメリカン航空(AAL/AA)は2月13日、羽田-ロサンゼルス線を開設した。約2年2カ月ぶりの羽田路線再開で、1日1往復の深夜便で運航する。

 機材はボーイング787-8型機で、座席数は226席。ビジネス28席と足もとが広いエコノミー(メインキャビンエクストラ)48席、エコノミー(メインキャビン)150席で、機内インターネット接続サービスも提供する。

羽田を出発するアメリカン航空のロサンゼルス行き初便=16年2月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ロサンゼルス-羽田線の初便は、現地時間11日発の羽田行きAA27便(787-8、登録番号N812AA)で、12日午後9時58分(定刻午後11時)に到着。折り返しのロサンゼルス行きAA26便は、翌13日午前1時28分(定刻1時30分)に出発した。

 787-8のビジネスクラスは、ライフラットシートを1席-2席-1席で配置。前向きと後ろ向きのシートは、全席が直接通路にアクセスできる。個人モニターは16インチのタッチスクリーン付きで、最大250本の映画と180本のテレビ番組を楽しめる。米ボーズ製ノイズキャンセルヘッドフォンや、パソコン用電源、USB端子を備える。

 メインキャビンエクストラは、足もとのスペースが最大6インチ広げられたシートで、配列は3-3-3。メインキャビンシートも3-3-3配列で、いずれも個人モニターは9インチのものが設置されている。パソコン用電源とUSB端子も各席に備える。

 各クラスのIFE(機内エンターテインメントシステム)は、いずれも米パナソニック・アビオニクス製。また、ビジネスクラスには、スナックと飲み物を揃えたウォークアップバーも設置する。

 また、各便最低3人の日本人または日本語対応可能な客室乗務員が乗務。アメリカン航空では共同事業(JV)パートナーの日本航空(JAL/JL、9201)に、日本路線に乗務する客室乗務員の教育や、機内食の和食メニューの監修を依頼し、品質向上を目指している。

 アメリカン航空は2013年12月1日、羽田-ニューヨーク線の深夜早朝便を運休。発着時間の制約で、乗り継ぎが良くないことなどで利用が伸び悩んだ。ロサンゼルス線開設は、約2年2カ月ぶりの羽田就航となった。羽田の発着枠を巡っては、昼間発着枠の配分について日米両当局の航空交渉が、16日と17日に都内で開かれる。アジア・太平洋地区副社長のエルワン・ペリラン氏は、「非常に期待している」と期待感を示した(関連記事)。

運航スケジュール
AA27 ロサンゼルス(18:00)→羽田(翌日23:00)
AA26 羽田(01:30)→ロサンゼルス(前日18:20)

羽田を出発するアメリカン航空のロサンゼルス行き初便=16年2月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田を出発するアメリカン航空のロサンゼルス行き初便=16年2月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田を出発し滑走路へ向かうアメリカン航空のロサンゼルス行き初便=16年2月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田を出発し滑走路へ向かうアメリカン航空のロサンゼルス行き初便=16年2月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田を出発し滑走路へ向かうアメリカン航空のロサンゼルス行き初便=16年2月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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