キャセイパシフィック航空(CPA/CX)傘下の香港ドラゴン航空(HDA/KA)は、2016年下期をめどに社名を「キャセイドラゴン航空」に変更する。両社のブランド名を共通化することにより、競争力強化を図る。
社名変更により、従来使用していたドラゴンを模したシンボルマークを、キャセイパシフィック航空の「ブラッシュウイング(brushwing)」に変更。ロゴで使用する英文の書体も同じものを使用する。基調となる色も、従来の明るめの赤から落ち着いたものに変更する。
現在、香港ドラゴン航空はエアバスA320型機を15機、A321を8機、A330-300を19機保有している。新塗装は4月から導入。A330-300から開始し、今後5年で新塗装に差し替える。
キャセイパシフィック航空日本支社のニック・ブルックス営業本部長は社名変更について、「両社をサービス面で近づける」と狙いを説明。将来的な統合については、航空会社として就航するために必要となる航空運送事業の許可(AOC)をそれぞれ取得していることから、「(両社は)別ブランドで確立している。統合しない」と方針を示した。
香港ドラゴン航空は香港を拠点に、中国本土のほか、台湾やフィリピンなど周辺アジア諸国16カ国・52都市に乗り入れている。日本路線は福岡と那覇のほか、2015年3月に羽田、同年8月には広島に就航した。
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香港ドラゴン航空
新しい機体デザイン(キャセイパシフィック航空)
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