米空軍とボーイングは現地時間1月29日、次期大統領専用機についてリスク軽減に関する契約を締結した。
米空軍は2015年1月28日に、次期大統領専用機として747-8を基にした機体を導入すると発表。今回の契約は同機に関する最初のもので、開発リスクやライフサイクルコストの低減を図る。
現在の大統領専用機VC-25Aは、747-200Bを基に開発。初号機(テールナンバー28000)は1990年8月23日に、2号機(同29000)は同年12月23日に引き渡された。大統領搭乗時のコールサイン「エアフォース・ワン」が最初に用いられたのは同年9月6日で、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領(当時)が使用した。
一方、民間航空機市場では、747-8の販売は旅客型「インターコンチネンタル」と貨物型(747-8F)ともに低迷。ボーイングは今年1月21日に減産を発表しており、現在月産1.3機の生産レートを3月から月産1機に、9月には0.5機と段階的に減らす。
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U.S. Air Force
Boeing
ボーイング・ジャパン
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