エンブラエルはこのほど、KLMシティホッパー(KLC/WA)がオプションとしていたエンブラエル175型機(E175)17機のうち、2機を確定発注に切り替えたと発表した。カタログ価格で総額8880万ドル(約104億7000万円)。
KLMシティホッパーは2015年3月、E175を15機とE190を2機、計17機を確定発注。その際に17機のE175をオプションとしていた。今回、確定発注に切り替えたことによりオプションは15機となり、これらについても権利を保持する。
E175の引き渡しは2016年3月から、順次予定している。
KLMシティホッパーは、フォッカーからの機材更新として、E190(100席)を2008年から導入を開始。エンブラエルはこれまで、E190を24機引き渡している。現在発注中の機材などを含めると、合計で47機のエンブラエル機を導入し、欧州最大規模となる。
KLMシティホッパー(KLC/WA)はKLMオランダ航空(KLM/KL)の子会社で、アムステルダムなどから欧州内の近距離路線を運航している。
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