Aviation Wireをご覧の皆さま、こんにちは!客室乗務員(CA)経験者専用の情報共有サイト「CREW WORLD [1]」です。
前回は、「年末年始、CAはどう過ごす?」と題し、CAがお勧めするカウントダウンフライトの魅力とCAの休暇取得の特性についてご紹介しました (関連記事 [2])。

好天に恵まれた今年の元日。年末年始の混雑で奮闘したCAも=1月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
2016年がいよいよ幕開け。元日は日本各地で晴天に恵まれたところが多く、幸先の良いスタートとなりましたね。皆様はどのような一年を思い描いていらっしゃいますか?
年末年始の機内は例年より少ないものの、予想通り大混雑。いつも以上に奮闘したCAがたくさんいたそうです。
こうしたCAの仕事内容について、「保安要員」と「サービス要員」の2つの役割があることはご紹介してきました(関連記事 [3])。しかし、具体的な日々の仕事を掘り下げていくと、CAの仕事には一言では語りつくせない程の奥深さが、まだまだあります。
—記事の概要—
・国内線CAの一日とは
・ショウアップ
・CAブリーフィング
・クルーブリーフィング
・プリフライトチェック
国内線CAの一日とは
基本的にCAの勤務体系はシフト制です。航空会社によって違いはありますが、国内線乗務の場合は「4勤2休」のサイクルでシフトが組まれ、フライト数は一日に3便から多い時は4便程。フライトとフライトの間は時間が短く、息つく暇もないまま一日が慌ただしく過ぎていきます。
ショウアップ
CAの職場は、飛行機の中だけではありません。実は飛行機に乗る前から、CAの仕事はすでに始まっています。その一番最初の業務が「ショウアップ」です。
まず、飛行機の出発予定時刻より1時間半から2時間前に出社します。ショウアップとは