エアバスは現地時間12月21日、英航空グループのインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)がオプションとしていた15機のA320neoを確定発注に切り替えたと発表した。
IAGの傘下にはブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA、英)とイベリア航空(IBE/IB、スペイン)、エアリンガス(EIN/EN、アイルランド)、LCCのブエリング航空(VLG/VY、スペイン)の4社がある。15機の配分は明らかになっていない。
A320neoファミリーはA319neo(1クラス160席)とA320neo(同189席)、A321neo(同240席)の3機種で構成。エンジンは米プラット&ホイットニー製「PW1100G-JM」とCFMインターナショナル製「LEAP-1A」の2種類から選択できる。
新型エンジンのほか、翼端に大型ウイングチップ「シャークレット」を取り付け、客室も改良する。2020年までにA320ceoと比較して、1座席あたり燃費を20%向上させる。
2015年11月末現在、A319neoを49機、A320neoを3327機、A321neoを1067機受注。A320neoファミリー全体では計4443機を受注している。
このうちブリティッシュ・エアウェイズはA320neoを23機、A321neoを7機、イベリア航空はA320を12機、A321neoを3機、ブエリング航空はA320neoを42機発注済み。エアリンガスは、A320neoファミリーの導入を現時点で予定していない。
関連リンク
Airbus
エアバス・ジャパン
International Airlines Group
ブリティッシュ・エアウェイズ
IBERIA
Vueling
Aer Lingus
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