エアライン, 官公庁, 空港 — 2015年12月22日 07:45 JST

国交省、地方へのLCC就航推進 15年度補正予算

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 国土交通省の2015年度補正予算は国費総額4736億円となり、85億6300万円を急増する訪日外国人観光客への対応強化に充てる。リピーターに地方も訪れてもらえるよう、LCCの新規就航などを後押しする。

訪日客の対応強化で地方へのLCC就航を後押し=14年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 訪日客対応のうち、43億7900万円をインバウンド観光による地域活性化に充てる。空港のCIQ施設(税関・出入国管理・検疫)の拡張や、ホテル・旅館など宿泊施設のインバウンド対応、大型クルーズ船の受入環境改善、広域観光周遊ルート作りの促進、滞在コンテンツの充実など、地方でのインバウンド観光推進に必要な対策を支援していく。43億7900万円のうち、公共事業関係費が30億6200万円、非公共事業関係費は13億1700万円となる。

 残り41億8400万円(全額が非公共事業関係費)は、地方への観光客呼び込みのための「緊急訪日プロモーション」に充当。欧米や豪州をはじめとする訪日客に地方を訪れてもらえるよう、地方空港へのLCCの新規就航促進や、桜のシーズンに向けたリピーターへのプロモーションを展開する。

 補正予算案は、12月18日に閣議決定。一般会計の総額は3兆3213億円で、政府は2016年1月4日に招集される通常国会に提出する。

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国土交通省

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