JAL、12月は福井特集　地域活性「ジャパンプロジェクト」

　日本航空（JAL/JL、9201）は、地域活性化プロジェクト「ジャパンプロジェクト」第54弾として、12月1日から福井県を取り上げている。県をイメージした機内食の提供や特産品を扱う。31日まで。福井県を取り上げるのは2014年10月の第41弾以来で、今回が2回目。

焼きフグや甘鯛唐揚げ、鯖へしこなど、上旬に提供する機内食（JAL提供）

　国内線ファーストクラスの機内食は、小浜市の料亭「四季彩館 酔月（すいげつ）」で洋食部門を担当する中村典生総料理長と和食部門の福島賢一料理長がプロデュース。若狭地方の伝統料理を提供する。上旬は焼きフグや甘鯛唐揚げ、鯖へしこなど、中旬は鯖のなれずしやはたはた唐揚げ、甘鯛の焼き物など、下旬は若狭牛の薬膳煮込みや鯖コロッケなどを用意する。ご飯は鯖江市産のコシヒカリ「さばえ菜花米」を提供する。

　国内線ファーストクラスで提供中の「こだわりの日本酒」は、加藤吉平商店（鯖江市）の「梵（BORN）・特撰純米大吟醸（磨き三割八分）」を提供する。

　午後5時以降の出発便を対象に、上旬、中旬、下旬で異なるメニューを用意する。午後3時55分に那覇を出発する羽田行きJL914便でも提供する。

　小松（石川県）発着のJALグループ便を対象運賃で利用した乗客を対象に、抽選でボーナスマイルや温泉旅館の宿泊券が当たるキャンペーンを実施。期間中に専用サイトから申し込むと1000マイルを100人に、あわら市の温泉旅館「清風荘」の宿泊券を1組2人にプレゼントする。実施期間は2016年2月29日まで。

　JALマイレージバンク（JMB）のマイルと商品を交換できる、JALと三越が共同で運営する「とっておきの逸品」では、県の特産品や名物を用意した。若狭牛のしゃぶしゃぶセットや、越前海岸近海などで獲れたバフンウニの「汐うに」とナマコの腸を塩漬けにした「このわた」のセット、甘鯛と小鯛の昆布じめをそれぞれ1万マイルで、越前塗の汁椀と飯椀、若狭塗の箸のセットを3万マイルで交換する。申し込み期間は2016年2月29日まで。

　訪日客向け情報サイト「Guide to Japan」で、県の観光情報を多言語で展開。JALのスタッフがおすすめする1泊2日の福井旅行プランを紹介する。英語と中国語（簡体字、繁体字）、フランス語、ドイツ語、ロシア語に対応する。英語版はすでに公開済みで、そのほかの言語は12月下旬の公開を予定している。

　ジャパンプロジェクトは2011年5月にスタートした地域活性化プロジェクト。機内誌や機内ビデオ、機内食などを通じて「日本のすばらしさ」を発信している。11月は第53弾として、大分県を取り上げた。

関連リンク
JAPAN PROJECT（日本航空）

・JAL、機内で大勝軒“あつもり”つけ麺　ハワイはパンケーキ（15年11月27日）
・青森米の新種「青天の霹靂」ラウンジに　JAL、新ジャパンプロジェクト（15年10月1日）
・JAL、10月は福井県特集　地域活性化企画「ジャパンプロジェクト」（14年9月29日）
・JAL訪日客向け情報サイト、スマホ対応　“日本通”目指すコンテンツ充実（15年11月9日）
・JAL、11月は大分特集　地域活性「ジャパンプロジェクト」（15年11月4日）