日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)は、新たに導入するボーイング737-800型機の初号機(登録番号JA01RK)を、2016年2月10日から就航させる。那覇-福岡線、宮古線の2路線に投入する。
JTAは、2014年5月に737-800を12機発注。現在12機運航している737-400(145席・150席)を順次置き換えていく。座席数は165席で、クラスJが20席、普通席が145席と、JTAが属する日本航空(JAL/JL、9201)グループの国内線仕様機と同じ座席レイアウトを採用した。
JAL機と同じく2クラスとも本革シートを取り入れ、LED照明を採用した国内線新仕様「JALスカイネクスト」の内装とした。機内インターネット接続サービス「JAL SKY Wi-Fi」は2017年から導入予定。米Gogo社の次世代サービス「2Ku」を導入する。
また、沖縄らしさを乗客に体感してもらうため、クラスJのヘッドレストカバーには、沖縄の伝統工芸「紅型」デザインを採用。琉球銀行が開催している「りゅうぎん紅型デザインコンテスト」の入選作品で、第23回(2014年)奨励賞を受賞した知念美幸さん作「花だより」を取り入れた。
737-800の初便は、那覇発福岡行きNU050便。那覇を午前7時10分に出発し、福岡には午前8時45分に到着する。宮古行き初便は、那覇を午前11時50分発のNU559便で、宮古着は午後0時40分となる。
11月24日には、客室乗務員が訓練に使用する737-800用の新モックアップを公開(関連記事)。27日から使用を開始した。
運航スケジュール
那覇-福岡線
NU050 那覇(07:10)→福岡(08:45)
NU053 福岡(09:25)→那覇(11:10)
NU060 那覇(18:00)→福岡(19:40)
NU065 福岡(20:20)→那覇(22:00)
那覇-宮古線
NU559 那覇(11:50)→宮古(12:40)
NU560 宮古(13:15)→那覇(14:00)
NU565 那覇(14:40)→宮古(15:35)
NU564 宮古(16:10)→那覇(16:55)
*2路線とも3月以降は変更の可能性あり。
関連リンク
日本トランスオーシャン航空
JTAの737-800
・新モックアップで沖縄らしいおもてなし 写真特集・JTA客室乗務員の新訓練施設(15年11月25日)
・JTA、新客室モックアップ公開 737-800を“完全再現”(15年11月24日)
・JTA、機内ネットサービス導入へ 16年就航の737-800に(15年10月6日)
・ボーイング、日本トランスオーシャン航空から737-800を12機受注 16年就航(14年5月31日)
JALスカイネクスト
・手もとを照らして粛々と 写真特集・JALスカイネクストができるまで(14年6月5日)
・黒と赤のコントラストが印象的 写真特集・全クラス本革のJALスカイネクスト(14年5月28日)