国土交通省は11月27日、米国の航空当局と羽田路線の輸送力などについて当局間協議を開催すると発表した。現地時間12月2日と3日、ワシントンDCで協議する。
日本と米国間の航空協定は1952年8月11日に署名し、1953年9月15日発行。2015年冬ダイヤ開始時点で、両国の航空会社の合計で旅客便を週525往復、貨物便を週75便運航している。
このうち羽田路線は、日本航空(JAL/JL、9201)がサンフランシスコとホノルルへ、全日本空輸(ANA/NH)がロサンゼルスとホノルルへ、デルタ航空(DAL/DL)がロサンゼルスから、ユナイテッド航空(UAL/UA)がサンフランシスコから、ハワイアン航空(HAL/HA)がホノルルから、それぞれ週7往復ずつ乗り入れている。現地時間2016年2月11日からは、アメリカン航空(AAL/AA)がロサンゼルスから乗り入れを開始する。
現在、羽田空港の国際線発着枠は、昼間時間帯に関する日米間の2国間交渉が進展しておらず、深夜早朝時間帯(午後11時から午前6時)のみ就航が認めらている。一方、欧州各国については交渉がまとまり、発着枠が増枠された2014年3月30日からは、これまで成田発着だった欧州便の主要路線が、羽田発着に移行している。
航空交渉には日本側から平垣内久隆・大臣官房審議官らが、米国側からトーマス・エングル国務次官補代理らが出席する。
関連リンク
国土交通省
・アメリカン航空、羽田-ロサンゼルス就航へ 2月から787で深夜便(15年11月5日)
・どうなる“成田縛り” 進む欧州線の羽田回帰、3国間流動とLCCが主役に(15年6月7日)