仙台空港で2月5日に発生したエアーニッポン(ANK)が運航する大阪(伊丹)発仙台行きANA731便が滑走路に尻もちをついた事故で、国土交通省の運輸安全委員会(JTSB)は22日、調査の進捗状況を発表した。メインギアが滑走路に接地後、スポイラーが立ち上がってエアブレーキが作動。その後ゴーアラウンド(着陸復行)を行う際に機首が上がり、尻もちにつながったと推定している(続報はこちら)。
JTSBの資料によると、事故を起こしたエアバスA320-200型機(登録番号JA8384)の損傷状況は、機体後方下部に長さ約3メートル、幅約40センチメートルの擦過痕があった。また、後部圧力隔壁のフレーム下部が露出し、圧力隔壁下部にゆがみが見られた。ドレインマスト(排水口)2本も変形していたという。
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