中部国際空港会社とイオンモール(8905)は11月18日、中部空港(セントレア)の対岸に開業予定の「イオンモール常滑」(愛知・常滑市)と空港を結ぶシャトルバスの運行を開始すると発表した。12月1日からスタートし、運賃は無料。訪日客や日本人客の利用を見込む。
両社の共同プロジェクト「CHITA CATプロジェクト」の一環。プロジェクトでは、イオンモール常滑のある「りんくうエリア」と空港エリアを1つのエリアとして捉え、利用者の往来や共同イベントの開催で、双方施設の利用促進を図る。シャトルバス運行はプロジェクトの第1弾となる。
バスは午前10時台から午後8時台まで、通常期は1時間に1-2往復、週末などの増便期間には2-5往復を運行する。1日最大で24往復を運行する予定。バスは空港側はアクセスプラザ1階のバス乗り場に発着する。イオンモールには専用のバス乗り場を設置する。
CATプロジェクトは、セントレア(Centrair)の「C」、イオンモール(AEONMALL)の「A」、常滑(Tokoname)の「T」を取って命名。常滑市名産の招き猫の「キャット」にも由来する。
中部国際空港会社の友添雅直社長は、地域貢献で盛り上がるのはうれしいと話し、空港内ターミナルのテナントで取り扱う商品と一部重複するものの、「食品などをたくさん買ってもらいたい」と訪日客向けにアピールした。
イオンモール常滑は12月4日午前9時にオープン。テナントは東海地方や県内初出店24店舗を含む165店舗が入居する。
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