エアライン, 空港 — 2015年11月4日 23:50 JST

チームワーク競うJALグラハンコンテスト 名古屋と熊本が優勝

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 日本航空(JAL/JL、9201)は10月30日、空港で貨物・手荷物の搬送や航空機への搭降載を担当するグランドハンドリングスタッフ(グラハン)の技量を競う「第3回グランドハンドリングコンテスト」の本選を羽田で開いた。

カート部門の審査で貨物室に見立てたコンテナに荷物を積み込むJALグランドハンドリングコンテストの出場者=10月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JALグループ便を運航する国内30空港から選抜された57人が参加。小型貨物をけん引するカートハンドリング部門には26人が、大型貨物をけん引するパレットドーリーハンドリング部門には31人が参加し、関西と松山、大分、那覇の4空港からは女性も出場した。

 荷物を積んだカートを連結したトーイングトラクター(TT車)であらかじめ設定されたコースを走行後、手荷物や貨物を貨物室に見立てたコンテナに積み込むなど、実際に航空機へ荷物を積み込む環境を格納庫内に再現。制限時間は8分で、2チーム同時に進行したものの、スピードは審査項目から除外した。

 今回は搭載指示書に従い、無線で状況を報告しながら競技を進めた。新入社員役を設け、チームワークも審査する方式を取り入れた。

 審査ポイントは、規定に基づいて基本に忠実な作業が出来ているかや、作業の段取りがしっかり出来ているか、車両や機材も「仲間」として扱えているかなどを重視。出場者は“グラハン魂”を胸に競った。

 第3回目の今回は、カート部門では個人が名古屋(中部空港)の小菅昇さん、チームは名古屋、パレット部門では個人が成田の野末賢太さん、チームは熊本空港が優勝した。

第3回入賞者(敬称略)
カートハンドリング部門
個人
1. 小菅昇(名古屋)
2. 権守史隆(羽田)
3. 守山勇(女満別)

チーム
1. 名古屋
2. 羽田
3. 女満別

パレットドーリーハンドリング部門
個人
1. 野末賢太(成田)
2. 西川修一(熊本)
3. 谷本貴弘(名古屋)

チーム
1. 熊本
2. 成田
3. 名古屋

審査員特別賞
・西輝和(鹿児島)
・廣澤杏子(松山)
・藤元理佳(大分)

格納庫内に設定されたスラロームをトーイングトラクターで走行するコンテスト出場者=10月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

カート部門で積み込み審査の場所に到着するトーイングトラクター=10月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

カート部門の審査で貨物室に見立てたコンテナに荷物を積み込むJALグランドハンドリングコンテストの出場者=10月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

カート部門の審査で貨物室に見立てたコンテナに荷物を積み込むJALグランドハンドリングコンテストの出場者=10月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

カート部門の審査で貨物室に見立てたコンテナに荷物を積み込むJALグランドハンドリングコンテストの出場者=10月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

荷物の積載状況を確認するコンテスト出場者=10月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

カート部門の審査で貨物室に見立てたコンテナに荷物を積み込むJALグランドハンドリングコンテストの出場者=10月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

カート部門の審査で搭載貨物を確認するコンテストの出場者=10月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

カート部門の審査で貨物室に見立てたコンテナに荷物を積み込むJALグランドハンドリングコンテストの出場者=10月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

カート部門の審査で搭載したコンテナを占めるコンテストの出場者=10月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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