成田国際空港会社(NAA)は10月29日、第2ターミナルで整備を進めているスポット(駐機場)と搭乗口を12月17日から供用を開始すると発表した。大型機と小型機に対応できる「マルチスポット」として増設し、年末年始の繁忙期に備える。マルチスポットの設置は、第2ターミナルでは初めて。
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整備するのは第2ターミナル本館南側のスポット。ボーイング737型機やエアバスA320型機など小型機の場合は4機、767や777、A330、A380などの大型機は2機駐機できる。スポット番号は67番と68番で、小型機を駐機する場合は末尾にそれぞれ「L」と「R」を追加して運用する。増設により、第2ターミナル内のスポット数は現在の28カ所から32カ所に増加する。
67番と68番に通じる固定橋には扉を設置。扉を開閉することで旅客動線を変更し、国内線と国際線に使い分けることのできる「スイングゲート機能」を備えた。出発コンコースには案内サインの誘導のほか、動線に沿うようにデザインした天井で、行き先が直感的に分かるようにした。
現在、成田空港内には旅客や貨物、ビジネスジェットを含め、17カ所のマルチスポットがある。供用開始後、空港内には計19カ所のマルチスポットを設置することになる。
第1ターミナルのスポットは、現在38カ所。第1ターミナルにもスポット2カ所を増設し、2015年度内の供用開始を予定している。
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