ニュージーランド航空、日本就航35周年　シェアは増加傾向

　ニュージーランド航空（ANZ/NZ）は10月28日、就航75周年と日本就航35周年を記念したイベントを都内で開いた。

ニュージーランド航空のカー支社長＝10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　ニュージーランド航空は1940年に就航し、今年4月30日に75周年を迎えた。現在はニュージーランド国内をはじめ、アジア太平洋や北米、欧州、12月からは南米へ就航し、17カ国50都市以上に直行便を運航。航空連合のスターアライアンスに加盟している。

　日本路線は1980年就航。成田－オークランド間を週7往復運航している。多客期の2015年12月上旬から2016年3月下旬までは週10往復、2016年4月から5月までは週9往復に季節増便する。機材はボーイング787-9型機（302席：ビジネス・プレミア18席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー263席）を使用する。

　同社のスコット・カー日本・韓国・東南アジア地区支社長は、「日本人の割合は年間平均65％で、25％がニュージーランドから訪日して戻る人、残りは中国・韓国などからの利用者だ」と日本路線の現状を説明。日本からニュージーランドへ向かう人のうち、ニュージーランド航空の市場シェアは68％だった2014年から2015年は73％に増加しており、「9月単月は80％で、成長している」（カー支社長）と述べた。

　また、羽田空港への乗り入れについては、2014年12月のインタビュー時と同様、昼間時間帯への就航を求めた。

　2014年12月2日から成田空港へ就航した787-9については、「燃費も改善しており、運航コストを低減している」と評価。787-9の座席数については、「ニュージーランド航空はエアバスA380型機のような大型機を運航しているわけではないので、1便で300席程度が丁度良いと思う」と述べ、提供座席数を今後増やす際の施策としては、「1便あたりの座席数を増やすのではなく、便数を増やすことで利便性を高めたい」と語った。

　また、28日に開かれたイベントでは、客室乗務員の歴代制服ファッションショーも開かれた。

＊制服ファッションショーの記事を別途掲載します。

プレミアムエコノミークラスのシートを紹介するニュージーランド航空の客室乗務員＝10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

エコノミークラスのシートを紹介するニュージーランド航空の客室乗務員＝10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ニュージーランド航空歴代塗装の模型＝10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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ニュージーランド航空

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