全日本空輸(ANA)は8月15日、第三者割当増資で135億7280万円を調達すると発表した。野村証券を引受先として7746万6000株を割り当てる。増資後の発行済み株式総数は35億1642万5257株で、現在より2.25%増える。これにより、7月25日に払込期日を迎えた公募増資による1600億3948万円と合わせた調達額は1736億1228万円となった。
調達資金はボーイング787型機などの航空機を含む設備投資に充てる予定。また、自己資本比率の引き上げなど、財務体質の改善も図る。
今回の第三者割当増資は7月3日に公募増資とともに発表されたもので、当初の発行予定株式数は8600万株。
全日空では「(調達額は)想定の範囲に収まった」としている。
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全日本空輸
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