エアライン, ボーイング, 機体 — 2015年10月14日 20:15 JST

ANA、羽田-上海増便へ 16年2月から3往復に

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 全日本空輸(ANA/NH)は10月14日、羽田-上海線を2016年2月1日から増便すると発表した。国土交通省と中国の航空当局が今年5月、羽田空港への昼間時間帯への乗り入れに合意したことによるもので、1日1往復を増便。ANAの同路線は1日3往復となる。

羽田-上海線を増便するANA=14年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 2015年夏ダイヤでは、ANAは同路線を1日1往復を運航。上海発着は市の中心部に近い虹橋空港を利用している。10月25日からの冬ダイヤで1日1往復を増便も決定しており、今回発表分と合わせ、増便分は国際線が多く就航する海沿いの浦東空港を発着する。

 運航機材はボーイング777-200ER型機で、ビジネス70席、エコノミー153席の計223席。NH967便は羽田を午後10時に出発し、上海(浦東)には翌日午前0時35分に到着する。2月2日から運航を開始するNH968便は、上海を午前1時45分に出発し、羽田には午前5時25分に到着する。

 羽田着を早朝、羽田発を夜に設定し、訪日客の滞在時間を確保。羽田から国内線に乗り継いで、各地へのアクセス利便性を高めた。

 ANAは羽田-上海線のほか、成田-上海線を1日3往復運航。増便後は東京-上海線を1日6往復運航することになる。日本航空(JAL/JL、9201)の羽田-上海線は、夏ダイヤでは虹橋便を1日1往復運航。冬ダイヤから浦東便を1日1往復で新設する。

 冬ダイヤの羽田-上海線は、浦東発着便で中国東方航空(CES/MU)が1日2往復、ANAとJALが1日1往復ずつ、春秋航空(CQH/9C)が週4往復、上海吉祥航空(DKH/HO)と上海航空(CSH/FM)が週3往復ずつ運航する。虹橋発着便はANAとJAL、中国東方航空、上海航空が1日1往復ずつ運航する。

運航スケジュール
羽田→上海
NH969 羽田(10:00)→虹橋(12:25)
NH971 羽田(18:30)→浦東(21:10)*10月25日から
NH967 羽田(22:00)→浦東(翌日00:35)*2016年2月1日から

上海→羽田
NH968 浦東(01:45)→羽田(05:25)*2016年2月2日から
NH972 浦東(08:20)→羽田(12:05)*10月26日から
NH970 虹橋(13:40)→羽田(17:25)

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