英国の調査会社から2年連続で5つ星を獲得した羽田空港で10月13日、授賞式が開かれた。国内線ターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)と国際線ターミナル運営を手掛ける東京国際空港ターミナル(TIAT)の両社に対し、航空業界の調査・格付け会社SKYTRAX(スカイトラックス)社から記念の盾が贈られた。
1年目の2014年は、アクセス面やターミナルの使いやすさなどが評価され、「グローバル・エアポート・ランキング」部門で5つ星を獲得。今年も同部門で国際・国内の乗り継ぎ施設の拡充や、ウェブサイトのコンテンツ、物販・飲食店舗のサービスなどが評価された。スカイトラックスのエドワード・プレイステッド会長は「税関や手荷物検査、警察などが非常に連携している」と評価した。
日本空港ビルの鷹城勲社長は「代表して受賞したが、羽田全体への賞」と述べた。TIATの土井勝二社長は「10月で開業5周年を迎えるが、快適で安心できる空港と評価をいただいている。今年度は約1300万人の旅客を迎えると予想しているが、今後も増えると思うので責任は重い」と語った。
土井社長は、国際線ターミナルの今後について「IT技術を使い、利用者にわかりやすく、情報を得やすいターミナルにしたい」と述べた。
グローバル・エアポート・ランキング部門で5つ星を獲得した空港は、香港国際空港と韓国の仁川国際空港、シンガポールのチャンギ国際空港、ドイツのミュンヘン国際空港。
関連リンク
羽田空港 国内線
羽田空港 国際線
日本空港ビルデング
東京国際空港ターミナル
World Airport Award
Skytrax
・羽田空港、2年連続5つ星 スカイトラックス調査で(15年8月22日)
【お知らせ】
TIATから1300万人の記述について日本人も含むと説明がありましたので、「外国人旅客」の記載を「旅客」に修正しました。(2015年10月14日 17:24 JST)