エミレーツ航空(UAE)の貨物部門エミレーツ・スカイカーゴは、9月7日から週1往復で関西空港とドバイを結ぶ貨物便を新設する。日本での同社貨物定期便の就航は今回が初めて。
機材は最大積載量約100トンのボーイング777F貨物機を使用。777Fを使用することで、高さ160cmから3mまでの背の高い貨物を輸送できる。また、20フィートパレットを使うと、長さ約6m、最大重量約20トンまでの貨物を積載できる。
日本からこれまで輸送してきた自動車部品や電気製品、医療機器などに加えて、石油やLPガス、液化天然ガスのプラントで使用される大型パイプなど大型設備や、毎年3月にドバイで開催される世界最大級の競馬の祭典「ドバイワールドカップ」に出走する競走馬などの動物輸送、レーシングカーや大型車両などの輸送が行える。
エミレーツ・スカイカーゴは、ドバイを拠点に欧州や中東、アフリカ、アジア、オセアニア、南北アメリカの6大陸74カ国125都市に就航。関空からの物流ネットワークも充実する。UAEが保有する機材179機のうち、貨物機は747-400Fが2機、747-400ERFが2機、777Fが4機の計8機となっている。
運航スケジュール
EK9891便 ドバイ22:30発-関西12:40着/14:40発-仁川16:10着
EK9892便 仁川18:15発-ドバイ22:45着
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