エアライン, 官公庁, 空港 — 2012年8月9日 14:10 JST

中国とのオープンスカイ段階的実現へ 13年3月末から羽田昼間増便

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 国土交通省は8月8日、日本と中国の航空当局が段階的なオープンスカイ(航空自由化)の実現と羽田路線の増便について合意したと発表した。

13年3月末の夏ダイヤから中国路線の増便が行われる羽田空港=12年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 混雑の激しい成田と羽田、北京、上海の4空港以外でオープンスカイを実現し、4空港での実現は検討を続ける。成田-北京、上海路線は増便を行えるよう対応する。

 羽田空港の昼間時間帯の増便は、羽田-上海(浦東)、広州をそれぞれ1日に日中双方2便ずつで、2013年3月末から始まる夏ダイヤから行う。上海の虹橋空港は国際線枠が満杯なため、国際線枠が増えた際には浦東から虹橋へ振り替えられるようにした。

 羽田-北京線については、羽田の国際線発着枠が3万回から6万回に増加する段階で1日に日中双方2便ずつ増便。早ければ14年3月末からの実現を予定している。また、深夜早朝時間帯は、13年3月末から羽田と中国国内を1日に日中双方2便ずつ運航できるようにした。

 日中間の航空交渉の合意は、10年9月に起きた尖閣諸島問題などの影響で交渉が一時中断したため、09年以来3年ぶり。全日本空輸(ANA)の伊東信一郎社長は「就航、増便などに向けた準備を早急に着手する」とコメントを発表。日本航空(JAL)も「当権益が配分されることになれば積極的に対応したい」とコメントした。

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国土交通省