国土交通省東京航空局は、航空機や部品の販売、整備を手掛けるジャパン・ジェネラル・アビエーション・サービス(JGAS、東京・北青山)に対し、航空機使用事業の許可申請を9月3日付で許可した。
JGASは許可を取得したことで、パイロット養成事業を10月から鹿児島空港で始める予定。使用する機体は、同社が輸入する米シーラス・エアクラフトの単発プロペラ機SR20型(登録番号JA01TC)。同機を用いて、技能証明所持者に対する技量保持訓練や計器飛行証明、多発限定などの取得訓練など、パイロットの訓練事業を展開していく。
施設名は、JGAS鹿児島フライトトレーニングセンター。事業許可を取得したことで、10月開校を目指す。
シーラスSR20は、機体がコントロールを失った場合、高度2000フィート(約609メートル)から500フィートで、パイロットがコックピット内のハンドルを引くと機体後部に格納されたパラシュートがロケットモーターによって射出されて開き、落下速度を抑える機能を備えている。
関連リンク
国土交通省東京航空局
JGAS
・パラシュート付きプロペラ機、墜落でもパイロット生存 指宿で(14年10月14日)