スカイマーク、1980円第4弾　安さ打ち出す

　民事再生手続き中のスカイマーク（SKY/BC）は、8月31日から福岡－札幌線や神戸発着路線など6路線の全便を対象に、サマーセールの第4弾を実施する。運賃は税込で片道1980円。

1980円セールで安さを打ち出すスカイマーク＝15年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　対象路線は新たに福岡－札幌線を設定。神戸－仙台、茨城、長崎、鹿児島線、福岡－那覇線の6路線で実施する。9月9日から14日まで（12日と13日除く）6路線全便に、座席数限定で設定する。予約は同社のウェブサイトで受け付ける。

　販売は8月31日午後3時から9月5日午後11時59分まで。予約変更や払い戻しはできない。

　各路線の機材は、ボーイング737-800型機（177席）。7月のロードファクター（座席利用率、L/F）は、全路線平均が76.5％（14年同月比2.1ポイント上昇）、福岡－札幌線が62.5％（13.7ポイント低下）、神戸－仙台線が60.0％（4.3ポイント上昇）、茨城線が58.7％（1.1ポイント低下）、長崎線が63.6％（1.0ポイント上昇）、鹿児島線が44.7％（15.1ポイント低下）、福岡－那覇線が76.0％（7.5ポイント低下）だった。6路線の中では、神戸－鹿児島線が苦戦を強いられている。

　8月7日から16日までのお盆期間中の実績は、全路線の旅客数が前年比1.3％減の19万9189人、提供座席数は2.3％減の23万100席、L/Fは0.9ポイント上昇し86.6％だった。また、2014年8月の実績は全路線平均が80.6％、福岡－札幌線91.9％、神戸－仙台線72.6％、茨城線79.7％、長崎線80.6％、鹿児島線84.7％、福岡－那覇線86.9％だった。

　スカイマークは今月3日から同様のセールを実施し、神戸路線を中心に需要喚起を行っている。安価な運賃を前面に打ち出すことで、割安感の浸透を狙う。

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