厦門航空、成田初就航　6日から週4往復

　中国南方航空（CSN/CZ）系の厦門（アモイ）航空（CXA/MF）は8月6日から、厦門－成田線の運航を週4往復で開始する。国土交通省と中国の航空当局の協議によるもので、同社が成田に乗り入れるのは初めて。

成田に初就航する厦門航空＝15年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　機材はボーイング787-8型機（ファースト4席、ビジネス18席、エコノミー215席、計237席）。火曜と木曜、土曜、日曜に運航する。MF829便は厦門を午前10時に出発、成田着は午後2時45分。折り返しのMF830便は成田を午後3時55分に出発し、厦門には午後7時15分に到着する。

　成田からの厦門便は、全日本空輸（ANA/NH）が1日1往復運航。CXAの日本路線は、厦門－関西線を1日1往復、福州－関西線を週4往復運航している。

　成田空港では、着陸料を最大1年間無料にする航空会社向けプロモーション「成田ハブ化促進インセンティブ」を実施している。航空会社や成田空港にとって未就航地の場合、割引率を加算するもので、CXAの厦門便にも適用する。

厦門－成田線の路線図（Aviation Wire作成）

　CSNは、8月6日から鄭州－成田線の運航を開始。鄭州便の開設により、成田からのネットワークは38の国・地域、104都市に拡大する。中国には16都市に就航することになる。

　国交省は5月14日と15日、中国の航空当局と北京で非公式に協議。成田への路線新設と増便のほか、羽田発着便の新設・増便で合意した。

運航スケジュール
MF829 厦門（10:00）→成田（14:45）運航日：火木土日
MF830 成田（15:55）→厦門（19:15）運航日：火木土日

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