シンガポール航空(SIA/SQ)は、シンガポール建国50周年の特別塗装を施したエアバスA380型機(登録番号9V-SKI)を、8月上旬に成田空港を発着する一部便で運航する。
特別塗装機を運航する便は、成田に午前8時着のシンガポール発SQ638便と、折り返しの午前11時に成田を出発するシンガポール行きSQ637便。8月3日と4日、6日、7日に成田を発着する便に投入する。
同社によると、当初は成田への運航予定はなかったが、予定が変わり姿を見せることになったという。建国50周年の特別塗装機は2機で、6月から順次就航している。シンガポール-北京、香港、ロンドン、ムンバイ、ニューデリー、上海、シドニー、チューリッヒ各線で、年末までの運航を予定している。
1機当たりのデカールの総面積は約720平方メートルで、バドミントンのコート9つ分に相当するという。A380へのデカールの貼り付けは12人の作業員が7日がかりで行い、その後10人が1日かけて白く塗装して仕上げた。
シンガポール航空系LCCのスクート(SCO/TZ)も、建国50周年の特別塗装機(ボーイング787-9)を運航中。7月8日に就航したバンコク(ドンムアン)経由のシンガポール-関西線初便に投入された。
運航スケジュール
SQ638 シンガポール(23:55)→成田(翌日08:00)
SQ637 成田(11:00)→シンガポール(17:20)
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