日本航空(JAL/JL、9201)と全日本空輸(ANA/NH)は、8月1日から国際貨物便の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を引き下げる。
貨物1キログラムあたりの燃油サーチャージは、JALが米州や欧州、アフリカ、中東などの遠距離路線を、現行の59円から52円に、アジア遠距離路線を45円から39円に、香港や中国、フィリピン、台湾、韓国、グアムなどのアジア近距離路線を33円から28円に引き下げる。
ANAは北米や欧州、中東などの長距離路線を、64円から57円に、シンガポールやタイ、ベトナム、インドネシアなどの遠距離アジア路線を57円から52円に、韓国や台湾、中国、香港、フィリピンなどの近距離アジア路線を50円から45円に引き下げる。
貨物便の燃油サーチャージは、シンガポールで取引されるジェット燃油価格で算出。JALとANA両社は、2カ月前の平均値を基に毎月改定している。8月分の基準となる6月の平均価格は、1バレル当たり74.63米ドルで、5月の平均価格と比較すると3.13ドル低下した。
改定後の燃油サーチャージ(括弧内は改定前、それぞれ貨物1キログラムあたり)
JAL
遠距離路線(北中南米、欧州、アフリカ、中東) 52円(59円)
アジア遠距離路線(上記以外) 39円(45円)
アジア近距離路線(香港、中国、フィリピン、台湾、韓国、グアム) 28円(33円)
ANA
長距離路線(北米、欧州、中東など) 57円(64円)
遠距離アジア路線(シンガポール、タイ、ベトナム、インドネシアなど) 52円(57円)
近距離アジア路線(韓国、台湾、中国、香港、フィリピンなど) 45円(50円)
・JALとANA、国際貨物サーチャージ引き上げ 15年7月分(15年6月16日)
・NCA、国際貨物サーチャージ引き下げ 15年8月分(15年7月15日)