ボーイングは現地時間7月14日、オマーン・エア(OMA/WY)が発注中の787-8型機向けサポートプログラムを導入すると発表した。
導入するのは、部品交換プログラム「ロータブル・エクスチェンジ・サービス(REP)」とソフトフェア管理「ローダブル・ソフトウェア・エアプレーン・パーツ(LSAP)」、モニタリングシステム「「ボーイング・エアプレーン・ヘルス・マネージメント(AHM)」。導入により、時間やコストの削減が見込まれる。
REPは部材に不具合が生じた場合、代替パーツを24時間以内に配送手配する。導入する航空会社は予備パーツをストックする必要がない。AMHはメンテナンスやエンジニアリング業務の運用効率を向上するもの。飛行中の運航データを収集し、航空機の状態を把握し、運航日程の変更やメンテナンスに起因する遅延を最小限に抑えることができる。
REPとAHMは、ボーイングが提供する機体サービスとサポートの統合プログラム「ボーイングエッジ(Boeing Edge)」の一部。
OMAは2011年11月、787-8を6機発注。現在、納入待ちとなっている。そのほか、737-700を1機、737-800を18機、737-900を2機、エアバスA330-200型機を4機、A330-300を6機、エンブラエル175型機を4機、ATR 42-500型機を2機導入している。
OMAは1993年に運航開始。オマーンの首都、マスカットを拠点に湾岸諸国や中東、アフリカ、南アジア、欧州などに開設している。航空連合には加盟していない。
関連リンク
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Oman Air
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