全日本空輸(ANA/NH)は7月7日、羽田空港などで七夕イベントを開いた。浴衣を着た空港旅客係員が、七夕をデザインしたミニうちわを配布。羽田の国内線第2ターミナルでは、女性パイロットや客室乗務員らが出発便を見送った。
羽田の国際線ターミナルではカウンター前に、第2ターミナルでは搭乗口前に笹を設置。出発客らが願い事を書いた短冊を飾った。
札幌行きNH61便(ボーイング777-300型機、登録番号JA753A)の出発前には、61番搭乗口付近でイベントを実施。乗客には記念のお菓子が配られた。搭乗口には青い布や銀色のモールが飾り付けられ、乗客は“天の川”を渡って飛行機に乗り込んだ。
同便は浴衣姿の空港旅客係員らに見送られ、定刻の午前11時に乗客420人(幼児5人含む)と運航乗務員2人、客室乗務員11人の計433人を乗せて羽田を出発。札幌には午後0時28分に着いた。
イベントに参加した客室乗務員は、「子供たちの願いがすべてかなって欲しい」と話し、女性副操縦士は「普段は忙しさに負けてしまい、日本の文化に触れる機会がなかった。乗客と直接会話できたことは貴重な経験になった」と喜んでいた。
乗客らが願い事を書いた短冊は、8月中旬に栃木県の足利織姫神社に奉納する。同神社は1300年の歴史があり、産業振興と縁結びの神様として足利市民に親しまれている。
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全日本空輸
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